防衛破綻―「ガラパゴス化」する自衛隊装備 (中公新書ラクレ)

自衛隊の装備、ひとつひとつについて、その購入事情と、現時点での性能評価をしている。ざっと読んでの感想は

1、全部でたった、これだけ?
2、どれも、高く、買っているなぁ
3、こんな、旧い兵器、まだ、使っているの、実戦で、大丈夫?

著者は、3、を、論点に、している。


再考すれば、
1→元々、兵力は、有限の物、武器衝突はなるべく回避して、いざ、出動のときも、兵力温存に、極力、留意すべし。


2→国産ならば、エコ・ポイントのような、大企業支援策だろう。
 輸入は、やはり、抑制すべきだと思う。
どうせ、イージス艦のように、使いこなせないんだから。
自衛隊の能力不足というより、外国製品とは、もともと、そんなもの、まして、隠れ機能満載の兵器なんて)


3→新型兵器が、かならず、有利とは、限らない。
いまある兵器を、使い倒した方が、いいのでは?
宇宙戦争ばかりするわけでもないし。


いずれも、1世紀前の、大日本帝国軍の兵力増強万能主義に、戻っては、また、同じ破滅の道を辿ることになる。


そんなら核武装する?
いいよ。
でも、米ロ中英仏の連合軍は2万発はもっている。米軍に気づかれずに短期間で、2万発つくれるかな?
ウラン供給元の豪とは、捕鯨で、怒鳴りあいだし。

反戦軍事学 (朝日新書)

反戦軍事学 (朝日新書)

実物大の自衛隊の姿を知っている人。
初めて、戦艦、巡洋艦駆逐艦、などの由来を、知った。