吉田福岡市長の失敗


聞いて聞いて、帰納的に市政を抽象化するのでは駄目だ。
それは、右も左も分からない新入市職員がすること。


抽象化された市政を、一度、分解して、再構成し、
超現実化された理想の市政を、演繹的に、
断固、実行に移す、信念と熱意と勝算があって、
初めて、立候補のスタートラインに立てる。


彼だけでない、与野、問わず、現在の権力者、政治家の
ほとんどは、演繹の段階に達していない。


もちろん、上記の抽象→超現実の精神的ordealなど、
てんで無縁の、お気楽、懐メロ理想、断固再現派も沢山いるのだが。


彼は、市長に立候補するのではなく、
市職員の臨時採用枠に応募すべきだった。
臨時職員の状況をつぶさに体験した上で、
立候補していたら、良い市長になっていたかも知れない。

鎌田慧が、トヨタの臨時工を経験して、トヨタを批判したように。