正思想・原理主義者ユダヤ人失敗の2500年の歴史、正行動・原理主義者日本人失敗の来たるべき2500年の未来

ユダヤ人2500年の歴史は、正しい思想を求める苦闘の歴史である。
その中心には、必ず聖書を精読する学者がいた。
彼らは、決して、国粋のみではなかった。
異国の思想も知り、聖書との、比較検討を通して、より、聖書を、深く理解しようとした。
しかし、彼らが、作り上げた、深い思想は、現実に、ユダヤ民族が、生きてゆくためにほとんど何も寄与しなかった。
むしろ、ものすごい重荷として、ユダヤ民族の日常を圧迫した。
それでも、ユダヤ民衆は、じっと、彼らを、支え続けた。
やがて、彼らは、劣化し始めた。
ユダヤ民族が彼らを支え続けることを当然視し、自分たちは、正しい思想にのみ関心があるので、正しい現実などどうでもよいという態度をとる者が、出始めた。
ここにいたって、初めて、ユダヤ民衆のなかに、彼らに、見切りをつけ、自分たちで正しい行動を起こして、現実を打破しなければならないという一派が出始めた。
シオニストである。
しかし、彼らは、世界最古の民族のひとつとは思えないほど、行動に対しては初心(うぶ)である。


日本人の来たるべき2500年の未来は、正しい行動を求める苦闘の未来になる。
その中心には、必ず武道を鍛錬する武人がいる。
彼らは、決して、国粋のみではない。
異国の武道も知り、日本古来の武術との、比較検討を通して、より、日本古来の武術を、深く理解しようとする。
しかし、彼らが、作り上げる、鍛錬した肉体は、現実に、日本民族が、生きてゆくためにほとんど何も寄与しない。
むしろ、ものすごい重荷として、日本民族の日常を圧迫するようになる。
それでも、日本民衆は、じっと、彼らを、支え続ける。
やがて、彼らは、劣化し始める。
日本民族が彼らを支え続けることを当然視し、自分たちは、肉体の鍛錬にのみ関心があるので、正しい現実などどうでもよいという態度をとる者が、出始める。
ここにいたって、初めて、日本民衆のなかに、彼らに、見切りをつけ、自分たちで正しい思想運動を起こして、現実を打破しなければならないという一派が出始める。
未来の市民運動家である。
しかし、彼らは、20世紀に世界で最初に超近代社会を生み出した民族のひとつとは思えないほど、思想に対しては初心(うぶ)である、と、45世紀頃に、世界中の人から、言われるように、なる。
(現菅政権が、ちらと、未来を、垣間見させる。)