「日本の伝統」は、日本中の下々の足元を照らさない

海老蔵の睨み顔が、「日本の伝統」の最後の砦?
「日本の伝統」海老蔵の睨み顔を守れの東京セレブ大合唱キターッ!


どうも外務省あたりの日本紹介の目玉はずっと歌舞伎だったようだ。
茶道、生け花は、地味だし、相撲は、品がないし。
能も、予備知識がないと、ちんぷんかんぷんで、退屈だし。
政官財のお歴々、外国のVIP接待の切り札が歌舞伎のチケット?
OH ! KABUKI ! wonderfull ! で、VIP接待特別予算をせしめて、こちらも、
wonderfull !
これじゃ、梨園が、ふんぞりかえるのも無理はない。


誰でも子供のころ、変な顔をつくって、親や先生におこられた思い出がある。
でも海老蔵だけは、変な顔をすればするほど、親や歌舞伎の先生に賛嘆された。
さすがに、素晴らしい変な顔、さすがに、梨園の嫡子、
この変な顔が、明日の日本の歌舞伎を支える、これで梨園も安泰だ、ってね。
こりゃ、おかしくなるよ。


戦術も何もあったもんじゃない、ただ、肥大した体をぶつけ合うだけの相撲。
ストーリーなんてどうでもいい、ただ、化粧した睨み顔にスポットライトを当てるだけの歌舞伎。


解説は、やってるガキのやけくそなどお構いなし、あらゆる秘術を尽した世界最高の格闘技、あらゆる含蓄に富む世界最高の舞台芸術ということにしてしまう。