村井知事「国と地方は主従関係ではない」 2011.7.4 16:55


 村井嘉浩知事は4日の定例会見で、3日県庁を訪れた松本龍震災復興担当相と会談した際に、漁港集約構想について「県で意見集約をちゃんとやれ。やらなかったらこっちも何もしない」と命令口調で言われたことについて、「国と地方自治体は主従関係ではなく対等なパートナーだ。命令口調でなく、お互いの立場を尊重するような話し方の方がよかったのではないか。取り方によっては『国の方が偉いんだ』ととらえる人もいると思う」と疑義を呈した。発言内容については「何でも国まかせではだめだ。地方もしっかりと責任を果たしなさいと受け取った」と語った。

 松本氏が応接室で待たされたことに立腹し、「お客さんが来るときは、自分が入ってから呼べ。長幼の序は自衛隊(出身)だったらわかるだろう。言われなくてもしっかりやれよ」と叱責されたことには、「約束した時間に入り、遅れたわけではない。社会通念上、このような接遇が正しいと理解している。今後、松本大臣がおいでになったときは“松本大臣バージョン”を心がけたい」と皮肉を込めた。

 叱責の部分について松本氏が報道陣にオフレコを求め、「書いた社はこれで終わりだぞ」と言ったことには、「冗談で言ったのだろう。威圧したのではないと思う」と述べた。

 被災地での松本氏の言動について、「被災者の皆さんは国と県と市町が協力して、自分たちのためにしっかり対応してくれるのだろうと思っており、不安に思ったかもしれない」と語った。その上で、「相談しやすい環境をつくってほしい。権限や財源をもっている国の方から私たちの方に歩み寄ってほしい」と注文を付けた。
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ーー河北新報ーー
「どんどん知恵出して」 復興相が岩手、宮城両知事を激励


「キックオフ」と銘打ち、達増知事にサッカーボールを渡した松本復興対策担当相(右)=3日、岩手県
 松本龍復興対策担当相は3日午後、就任後初めて宮城県庁を訪れ、村井嘉浩知事と会談した。政府の復興指針を7月中に策定する方針を示し、「県は独自カラーを出してトップランナーになり、さまざまなパイロット事業を展開してほしい」と激励した。
 松本氏は「今後は(自治体間の)競争になる。どんどん知恵を出してほしい」と積極的な取り組みを促した。被災者の復興住宅整備や復興特区に関する法整備を急ぐ考えも明らかにした。
 同日午前は岩手県庁も訪問。玄関で待っていた達増拓也知事にサッカーボールを手渡し「きょうのキックオフに使おうと思って持ってきた」と語った。達増知事は「しっかり受け止めさせてもらいました。ありがとうございます」と話した。
 松本氏は会談後、「(震災復興は)千年に一度の仕事であり、気合を入れて努力する。スピード感を持って臨むのが私の最初の使命だ」と語った。


2011年07月04日月曜日
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河北新報は、スルー? 気付いていたのか?

民主党に、参加しないで、無所属か、小さくても、自分が、指揮をとる党を、立ち上げれば、よかったのに。