決算書の50%は思い込みでできている 作者: 村井直志

決算書の50%は思い込みでできている

決算書の50%は思い込みでできている



資本主義世界の諸相を、「会計」の偏光フィルターを通してみると、実にさまざまな蛍光を放ちながら奇妙な様相で浮かび上がってくる。
そちらが「現実」だと認識すると、むしろ、資本主義世界の諸相を、「会計」の「現実」に、適合させねばならないという倒錯が生じる。
かくして、人間は、倒錯を謳歌するリッチな少数派と、訳がわからないまま倒錯に翻弄され貧困に転落して行く多数派に、峻別されるようになる。