沖縄基地移設問題 2

他方、視野を、全世界に、広げると、まったく、信じられないような、異様な事態になっている。
米国は、イスラエルを、愛するあまり、孤立し、全世界の抗議者の標的となっている。イスラエルは、強行突破しようとしている。
しかし、オバマ政権も、軍も、一般大衆も、そこまでの決意はない。一般大衆は、混乱し、キリスト教徒としてのIDが、ゆらぐなか、聖書外典の黙示録にすがり、キリスト教破滅派ともいうべき、独特の新派をつくっている。その勢力が、燎原の火のように、全米に、燃え広がっている。
オバマ自身、かつてのイスラム教徒としての、生い立ちと、キリスト教徒として、成長したこと、支配階級の仲間入りするには、ユダヤ教徒を理解し、ユダヤ教徒のように振る舞わねばならなかったこと、など、複雑な、内的過程を経て、現在に至っている。内的自己の分裂はもう、収拾不可能なほどになっているのではないのか?
軍は、大義がないと戦えない。自由と民主主義は、基本的に反軍思想で、軍の大義とするには,無理がある。軍は、自由を捨てて統制に従い、民主主義を捨てて、命令に、絶対服従することから、成り立っているのだから。
つまり、米国は、混乱し、もうどうしたらよいのかわからなくなくなっているのである。
このことが、見えてくると、イスラエル、米国を、絶望、混乱から救い、世界との共生の道筋を見つけてやることが、飛びぬけて大きな問題で、沖縄基地移設問題など、どうでもなる小さな問題に見えてくるのである。