エジプト革命後の、近未来、世界予想

エジプト革命は、チェコ革命のように、無血というわけにはいかないが、イラン革命や、ルーマニア革命にくらべて、秩序だったものになるのではないか?
革命後が、あらかじめ、ある程度、準備されているような、気がする。

ただ、親イランと反イランの間で、確執があるかもしれない。
エジプト民衆は、アメリカより、イランのほうが、はるかに、嫌いなので、
抗争は、激烈なものに、なるかもしれない。
また、同じ反米として、シリア、レバノンとの間の主導権争いが、始まるかもしれない。
いずれにせよ、一時的にせよ、エジプトの、中東世界における、プレゼンスは、低下しそう。


イスラエルは、早々と、この状況を見越して、粛々と、要塞化を、進めていた?


アメリカは、痛手とはいえ、中東政策は、やり易くなるのではないか?
産油施設の要塞化のみに、全力を集中することになる。


世界を、見れば、インドの地政学的有利が際立つ。
印露欧米(インド洋)の、対イスラム包囲網の要として、さまざまな、恩恵を享受しそう。
また、印露日米(東シナ海)の対中国包囲網の要としても、二重に、さまざまな、恩恵を享受しそう。


欧米のイスラム排除は、ますます、激しさを、増しそう。
しかし、イスラム諸国は、スンニ派シーア派の溝の深さもあり、ゴタゴタが、
絶えないのではないか?


また、中国も、習近平では、胡錦濤温家宝が、堪忍自重してつくった、現状レベルの世界外交上の地位の維持は、難しいのではないか?



習近平は、対日でも、故意に、尊大に振舞って、緊張関係を作り出す傾向がある。
対世界で、それを、やったら、総スカンだろう。


二世政治家の限界?