武器で読む八犬伝 (新典社新書21) 作者: 吉丸雄哉

武器で読む八犬伝 (新典社新書21)

武器で読む八犬伝 (新典社新書21)


RPGのクリエーターなんかしっかり読み込んで、とんでもないマニアックな戦闘ゲームをつくり、またまた世界の悪童を狂喜乱舞させ、世界の真面目なおとなたちの顰蹙を買う?

農協の大罪 (宝島社新書) 作者: 山下一仁

農協の大罪 (宝島社新書)

農協の大罪 (宝島社新書)

農業を足蹴にして現金を掴み取りした農民が、次に、原発に魂を売り渡して、更に現金ジャブ中毒になった。
でも、小作人に土地を与え、のさばらせるから、こうなったのだという短絡思考に陥ってはならない。
日本における土に生きる人たちの思想構造の歴史的変遷の解析が急がれる。

禅僧と巡る京の名庭 (アスキー新書 83) 作者: 枡野俊明

禅僧と巡る京の名庭 (アスキー新書 83)

禅僧と巡る京の名庭 (アスキー新書 83)



美に思想的象徴を見ることは、世界中に満ち溢れているが、ひとり、現代日本美術のみキッパリと断ち切られている。
しかし、中世までは一般的であったし、近世、現代においてもその足跡を辿ることができる。

三島由紀夫 幻の遺作を読む もう一つの『豊饒の海』 (光文社新書) 作者: 井上隆史

三島由紀夫 幻の遺作を読む もう一つの『豊饒の海』 (光文社新書)

三島由紀夫 幻の遺作を読む もう一つの『豊饒の海』 (光文社新書)


創作家がいかに奇妙奇天烈な構想を練り、それが、刈り込まれて、枝振りの良い作品に仕上がるかを、再検証することは、ファン冥利に尽きるワクワクする楽しみである。他のファンの皆様にもお裾分け。

悲恋の詩人ダウスン (集英社新書 445F) 作者: 南條竹則

悲恋の詩人ダウスン (集英社新書 445F)

悲恋の詩人ダウスン (集英社新書 445F)



Dowsonの英国こそ、もうひとつの英国。気紛れで自堕落な英国なのだろう。そっち系の文学の愛好者はみんなフランス文学にいくから、英国民の心の琴線をかき鳴らすほどには、世界の人の心に届かずだった?

医薬品クライシス―78兆円市場の激震 (新潮新書) 作者: 佐藤健太郎

医薬品クライシス―78兆円市場の激震 (新潮新書)

医薬品クライシス―78兆円市場の激震 (新潮新書)

「副作用なく正確に病気を治療する薬」という言葉が、ウソ八百である。この嘘を、真実と強弁して、大キャンペーンが、何度も、くりひろげられるなか、巨大な虚構の蟻塚が突如出現した。

しばられてみる生き方――軍隊式・超ストレスコントロール術 (講談社プラスアルファ新書) 作者: 下園壮太


軍もまた他の人間組織と同じく、個を実現する場としての意味と、公に奉仕する場としての意味の両面性を持つ。
従来、軍は、後者について論じられることが多かったが、本書では、前者に注目し、現状肯定から、賞賛にまで論を踏み込んでいる。
前者について現状否定の立場から批判している本は多いので、読み比べれば、真の問題点が、多少でも浮き上がってくるかも知れない。

海の色が語る地球環境 (PHP新書) 作者: 功刀正行

海の色が語る地球環境 (PHP新書)

海の色が語る地球環境 (PHP新書)


もし宇宙人が地球に来たら海そのものを巨大な生命とみなし、その色の変化を心の動きととらえるかも知れない。惑星ソラリアの逆世界?

ことばから誤解が生まれる - 「伝わらない日本語」見本帳 (中公新書ラクレ) 作者: 飯間浩明

ひょっとして日本語による、精緻なコミュニケーションという神話なんて、実は、ナーンもなかったのかも。