郵便局情報発信基地化計画

郵便局は、葉書や手紙を戸別に配達するという、伝統的な通信において、実によく機能している。郵便職員の方々の誠実な努力には感謝の言葉もない。
問題はこの機能を維持しつつ、情報通信の電子化という技術革新を取り込んで、更に、高機能かつ血の通った情報拠点を構築すること。
1、PCのEメールや、テレビ電話機能は、一定ユーザー以外に、利用していない人は、まだまだ、多い。PCを公衆電話のように郵便局に設置して、有料で使用できるようにしてはどうか?郵便局員のアドバイスを受けながら、Eメールを出す、お年寄りも出てくるだろう。葉書や手紙から、Eメールへの転換をうながし、郵便物軽減にもつながる。
2、郵便局にスタジオを作り、テレビ放送局として、番組を制作し、全国に、発信する。
東京情報一極集中の弊害が言われるようになって久しいが、事態は、悪化の一方をたどっている。とくに、テレビは、国家権力によって、数局に制限され、恣意的で刹那的な番組を、作り続けている。
全国、2万4千の郵便局が放送局になれば、事態は一変するだろう。一日、30分でも1時間でも、地域を全国に発信するようになれば、郵便局を中心に、その地域が、まとまっていくことになる。
技術的には、特に、問題はない。地デジで空いたVHFを使うもよし、衛星通信を使うもよし、インターネット動画を使うもよし。
郵便局員は、ディレクターになり、アナウンサーになり、レポーターになり、地域のタレントを発掘する。東京にでないと有名になれないなどという、ばかばかしい状況は、なくなるだろう。
NHKの年間6700億の予算を2.4万で割ると、一局あたり、2800万弱の予算を各郵便放送局に割り当てることができる。
受信料が払えない人は、村の郵便局に出向いてもらって、村が製作したドラマに出演してもらったり、裏方をしたり、諮問委員になったりしてもらい、その報酬から天引きしたらよい。