強制訓練原因性精神障害症候群

強制訓練原因性精神障害症候群は、人類の起源と同じぐらい古くからある精神の障害である。
強制訓練は、狩猟や農耕、災害などのとき、男性が隊をなして行動する必要から発生したのだろうが、それがいきすぎて、精神に異常をきたすようになったのかもしれない。この精神異常者は、極端に好戦的になる傾向があり、彼らによって、戦争が始められたのだろう。
ひとたび戦争が始まると、狩猟や農耕、災害などのときとは比べものにならないほど、苛烈な強制訓練が日常化して、更に精神異常者を再生産するようになる。
いまとなっては、タマゴ・ニワトリ論争のように、強制訓練原因性精神障害症候群の発症者が、戦争を始めたのか、戦争が起こったから、強制訓練原因性精神障害症候群の発症者が大量に生まれたのか、もう、誰にも、わからなくなっている。

症状として、屈辱感と自豪感の振幅が大きく、訓練でズタズタになった自己を、取り戻すために、奇矯な行動にはしったり、他人に対して優位にたつために、極端に攻撃的になったりする。いじめなどは、典型的な症状である。

この症候群が近代の国民国家、国民軍の誕生と同時に西欧に蔓延した。明治以降、日本も真似して国民国家、国民軍の整備を急ぎ、同様にこの症候群を蔓延させた。しかし、日本が世界一の発症国となったのは、前戦争末期に、人類史上、類を見ない強制訓練を、全国民(朝鮮人、台湾人含む)に対しておこなってからである。
戦後は、この発症者の多くを、指導者として、日本は、復興した。会社、役所、学校も、準軍事組織として再出発した。

スポーツは、戦争の代替えとして、強制訓練原因性精神障害症候群の蔓延を防ぐものとして、考案されたが、少なくとも、現代日本においては、強制訓練原因性精神障害症候群の重要な発生源となっている。