福岡市長に、まさかの内海あきのり氏?

全既成政党、政治グループが、理想を語れなくなった今、彼のみが、輝いている。
選挙まで、あと、二週間、公開討論会があるたびに、彼が、他を、圧倒するだろう。
他候補が、彼を、軽侮すれば、奇跡が、起きるかも知れない。


しかし、就任してからが大変だ。
もし、福岡でなく、アジア、アフリカ、中南米等の都市の首長ならば、当面、十分に、やっていける。
しかし、日本福岡では、さらに、老獪かつ韜晦的な政治力が求められるほど、
状況は、複雑化かつ内面化している。
人工島という、ゴルギアスの結び目を、ほどくのか、一刀両断にするのか?


彼の主張は、現日本では、新鮮だが、現世界では、平凡かつ陳腐だ。
国内では、ある程度の賛同を集めても、世界では、まったく相手にされないだろう。
悪くすると食い物にされる。
○兆ドルで、福岡を、知の世界都市に、してあげようなどという、自称科学者が、
世界には、うようよいるのだから。


僕のアドバイスは、和だの知だのブランドだの、綺麗事、貴族趣味をいわないこと。
福岡は(そして多くの田舎日本も)、庶民は、意外と、質素で、現実志向なのだ。
そして、世界の、貧しく、真面目で、質素で、現実志向な庶民を、陰で、助け、連帯すること。
陰徳を積むこと。
世界中の都市が華やかなブランド都市競争を過熱させるなか、
決然と正反対の道を歩むこと。
千年たてば、わかる。
(2010-09-15■福岡市新施政方針(案) 参照)


日本における人間関係の軋み、いじめの多くは、和を乱した者への制裁としてはじまる。
ワルに利用されるようなスローガンはやめたほうがいい。


親孝行にはありとあらゆる側面がある。
行政が軽々しく口にしない方がいい。
かえって、パンドラの箱を開けるよ。